日本の皆さんは、ぜひ、ウィキペディア展覧会に出展を

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私は教育現場での情報の利活用指導を発端に、これまで地元・京都府北部地域でのウィキペディアタウン開催と継続的な市民活動によるデジタルアーカイブのため、そのノウハウを獲得したり協力者を見つけたりするために、全国各地のエディタソンに可能な限り参加してきました。

その数、80回以上。知り合ったエディタソン主催者及びウィキペディアンは100名を軽く超えます。このような関係構築が必要であった最大の理由は、一個人である私がウィキペディアタウンを開催したいと思ったときに、どこの誰に何を相談すればよいのか、ほとんどまったく情報が見つけられなかったことにあります。

匿名性の高いウィキペディア界隈において、これまで多くの方々が育んでこられたアウトリーチの経験や知見は、一部の高度に専門的な界隈では話題になるものの、残念ながら一般に広く共有されることは少ないのです。

新たにエディタソンを開催しようとする図書館や個人は、多くが限定的な伝手を頼るしかない状況にありました。その結果、開催した企画が、必ずしも主催者のねらい通りのものとはならず、不満が残る結果を招いている実例も多々あります。

企画の主催者・参加者のみなさんはその経験から得られたノウハウや課題を、アウトリーチを掲げるウィキペディアンはエディタソン開催のために自らに何ができるのかを、広く情報を記録し、共有しませんか。

そんなことを考えて、11月にオンラインとサテライト会場、カンファレンス会場のハイブリットで開催される図書館総合展に、ウィキペディアに関する話題なら誰でも登壇したり、任意のテキストをリンクすることが可能なブース、「ウィキペディア展覧会」を出展することになりました。

図書館総合展は、全国の図書・情報分野の先進的な知見を共有する日本最大のフォーラムです。具体的な概要と影響力は下記をご覧ください。

・【図書館総合展について】
https://www.libraryfair.jp/sites/default/files/download/2022-09/aboutLF_220831.pdf

今回こちらに出展するウィキペディア展覧会は、ウィキペディアに関係する(読むだけの人も含む)あらゆる個人・団体が、ウィキペディアを通して得た知識や経験を無償で広く発表し、共有することができる「場」を提供します。

ウィキペディアを編集してみたいと思っている個人や、ウィキペディアタウン等ウィキペディアを活用した企画を開催したい人々と、そうした活動を機会があればサポートしたいと考えている個々のウィキペディアンをつなぐ、適切な情報提供媒体となることが期待されています。

展覧会の企画の種類は、以下の3通りです。

  1. 全国のエディタソン企画、関連活動、アウトリーチ活動に協力できるウィキペディアンの事例紹介(テキスト)を通して、広くその知見を共有し、後進への情報提供とアーカイブを実現すること
  2. 11月を中心に開催されるオンラインイベントの情報を、図書館総合展を通して広く告知すること
  3. 11月5日(土)及び11月26日(土)に東京都および鳥取県で開催される、カンファレンス会場にて、簡単な活動紹介をすること

このうち、特に(1)と(2)について、広く、多くのみなさんの知見の紹介と、企画開催が期待されます。

テキストでの企画紹介・活動紹介・ウィキペディアの活動について助言ができる協力者紹介については、ウィキペディア日本語版のプロジェクトページにまずリンクしてください。

11月中に開催されるオンライン企画については、プロジェクトページの「出展案内」にあるこの企画の担当者のアカウント、User:Ryokutanのウィキメールでまず御連絡ください。

図書館総合展運営委員会事務局によれば、郵送発行される紙版冊子が、全国の図書館関係者の元に届くのが10月上旬のため、おおむね10月7日(金)~8日(土)頃から公式サイトのアクセスが激増するそうです。したがって、その頃までにイベントページが立てられていると、告知力が高いとみられます。

企画情報の掲載自体は、11月末日まで受け付けていますが、お早めの御検討をよろしくお願いします。

・図書館総合展公式ページ「ウィキペディア展覧会」
https://www.libraryfair.jp/booth/2022/139

・Wikipedia「プロジェクト:アウトリーチ/図書館総合展2022」
https://w.wiki/5hwV
本企画でみなさんができること・できないことについては、こちらをお読みください。

・Wikipedia「プロジェクト:アウトリーチ/図書館総合展2022/出展案内」
https://w.wiki/5htn
具体的な出展方法については、こちらをお読みください。

以上をご覧のうえ、ぜひご参加いただければ幸いです。

これからさまざまな場でオンライン百科事典ウィキペディアを有用に活用したいと願う、みなさんの道を明るく照らしていきませんか。

[筆者の横顔]
伊達深雪(だて・みゆき)。2002年5月~京都府立高校の学校図書館司書。情報教育と地域学習にウィキペディア活用を推進し、その一環で京丹後市域を中心にウィキペディアタウン開催を支援する民間ボランティア「edit Tango」を創始。年間20回以上の地域エディタソン開催、および、地元高校・大学等でウィキペディアの授業活用に関与する。2020年文部科学大臣優秀教職員表彰、第50回学校図書館賞奨励賞ほか受賞多数。勤務校はLibrary of the Year2019優秀賞を受賞。

※※この記事は、アカデミック・リソース・ガイド株式会社(arg)の公式メールマガジン「ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG)」921号にクリエイティブコモンズライセンスCC-BYにて掲載されました。

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