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* 就業当日に働いた分の給与の一部が受け取れる、業界最速の給与即日払いサービス「CYURICA」がある。
* 就業当日に働いた分の給与の一部が受け取れる、業界最速の給与即日払いサービス「CYURICA」がある。
* 登録スタッフだとヒューマントラストシネマの優待が受けられる。
* 登録スタッフだとヒューマントラストシネマの優待が受けられる。

== 同社記事で生じた政治問題 ==
[[2013年]][[2月25日]]付の[[日本経済新聞]]で、同社は代表取締役社長の阪本美貴子が[[第2次安倍内閣]]の[[厚生労働大臣政務官]]でもある[[自由民主党]][[参議院議員]]の[[丸川珠代]]と行った対談企画、これと“『猫の手』を貸します”という語句が付いた広告が一体となった記事が掲載された。この中で丸川は「日雇い派遣の原則禁止は見直すべき」と発言したが、これは2012年10月<ref>民主党による[[野田内閣]]の時、自民党も賛成して成立。</ref>に施行された[[労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律]](労働者派遣法改正法)で定められた規定であり、[[3月15日]]の[[衆議院]][[厚生労働委員会]]で野党の[[民主党 (日本 1998-)|民主党]]議員から「[[厚生労働省]]の公式見解か」「自民党も禁止に賛成したのにおかしい」の追及を受けた。丸川は当初「見直しは省としての見解」と答弁したが、厚生労働省の事務方(官僚)から助言を受けると「(見直すべきというのは)議員としての見解。議論をしてほしいというのが厚労省としての見解」と修正し<ref>[[しんぶん赤旗]]2013年3月17日、「[http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2013-03-17/2013031702_02_1.html 派遣会社の広告に登場した丸川政務官 国会でもデタラメ答弁] 」</ref>、3月28日の参議院厚生労働委員会では「以後は誤解を招く事のない様にしたい」と陳謝した。また“『猫の手』を貸します”という広告についても「派遣労働者に失礼に当たる点があると認識している」と述べた<ref>しんぶん赤旗2013年3月29日、「[http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2013-03-29/2013032902_02_1.html 日雇い派遣禁止見直し発言 丸川氏が陳謝 政務官の資格問われる問題]」 </ref>。監督官庁の政務官として人材派遣会社の企画広告記事に登場した事への批判も受けたが、これに対しては4月22日の参議院[[予算委員会]]で「日経クロスメディアでのインタビューを阪本社長から持ちかけられたのは政務官就任前の[[2012年]]11月13日<ref>野田内閣による[[2012年衆議院解散|衆議院解散]]の直前で、当時は野党だった自民党が近いうちに政権を奪回する可能性が高いと予測されていた時期に当たる。</ref>で、「企画広告記事だと理解はしていたが、ヒューマントラストの広告だとは思わなかった。全面広告記事だとも理解していなかった」とし、厚生労働省の中でも問題にはならなかったと答弁した<ref>ゆかしメディア2013年4月22日付記事、「[http://media.yucasee.jp/posts/index/13331 日経広告、丸川珠代政務官「企業の広告と思わなかった」]」</ref>。

この一連の問題に対し、参議院厚生労働委員会の理事会は5月23日に丸川を政務官として答弁に立たせない「謹慎扱い」にするとした決定を自民党も含む全会一致で決定した<ref> しんぶん赤旗2013年5月25日、「[http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-05-25/2013052503_01_1.html 「日雇い派遣原則禁止の見直し」公言 丸川珠代政務官を「謹慎扱い」 自民含め全会一致]」</ref>。さらに6月25日には同委員会で民主党など野党各党の賛成多数により丸川に対する[[問責決議案]]が可決されたが、これには自民党は欠席し、この決議を批判した<ref>{{cite news
| url = http://www.jiji.com/jc/zc?k=201306/2013062500785&g=pol
| title = 丸川政務官の問責可決=参院厚労委
| newspaper = [[時事ドットコム]]
| publisher = [[時事通信社]]
| date = 2013-06-25
| accessdate = 2013-07-24
}}</ref>。丸川の「謹慎」を決定した理事会ではヒューマントラストを含む人材派遣会社への調査を今後も続ける事が確認され、問責決議案では「関係業者との接触で国民の疑惑を招く行為を禁じた政務三役規範に抵触する」「労働行政の根幹を揺るがす事態」「政治家個人として無償出演しヒューマントラスト社の宣伝に協力したなら同社への寄付行為で[[公職選挙法]]違反、個人の意見を述べただけならばヒューマントラスト社が丸川の宣伝広告費を肩代わりした事になり[[政治資金規正法]]に抵触する」と指弾され、丸川の説明に対しても「当初から阪本が丸川との連絡を取り、日経側の担当者と会ったのは1月11日の取材当日が最初なので、同記事がヒューマントラスト社の企画広告記事だったとは知らなかったというのは到底考え難い」という虚偽答弁の可能性まで指弾されたが<ref>[[江田五月]](民主党参議院議員)ホームページ内、「[http://www.eda-jp.com/etc/20130625_MarukawaMonseki.html 平成25年6月25日 厚生労働大臣政務官・丸川珠代君 問責決議案]」</ref>、ヒューマントラストや親会社のヒューマントラストホールディングス、及び阪本社長はこの問題に関するコメントや公式発表を一切行わなかった。


== CMイメージキャラクター ==
== CMイメージキャラクター ==

2013年8月28日 (水) 02:52時点における版

株式会社ヒューマントラスト
HUMANTRUST Co.,Ltd.
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
100-0005
東京都千代田区丸の内1-6-5
設立 1995年平成7年)2月
業種 サービス業
法人番号 5010001027466 ウィキデータを編集
事業内容 総合人材サービス事業
代表者 阪本美貴子(代表取締役)
資本金 9,900万円
売上高 290億円(2007年グループ売上)
主要株主 ヒューマントラストホールディングス(100%)
関係する人物 阪本昌之(創業者)
外部リンク http://www.humantrust.co.jp/
特記事項:日本人材派遣協会会員、日本人材紹介事業協会会員、日本資金決済協会会員
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株式会社ヒューマントラスト(英社名:HUMANTRUST Co.,Ltd.[1])は、東京都千代田区に本社を置く各種アウトソーシング事業、人材紹介業、労働者派遣業、求人サイト運営などを行う総合人材サービス企業である。なお、本項目では同社がネーミングライツ(命名権)を取得している映画館についても叙述する。

概要

  • 当時、大手派遣会社の社員だった阪本昌之らによって設立。現在は阪本が会長、その妻である阪本美貴子が2002年から代表取締役社長として経営に当たっている[2]
  • 事業内容:各種アウトソーシング事業(BPO業務、軽作業請負、営業代行、営業支援、販売支援、採用代行、コールセンター)、人材紹介業、人材派遣業、人事コンサルティング業、求人サイト「急募.COM」運営
  • 主にオフィスワークの派遣事業(紹介予定派遣有料職業紹介、およびいわゆるレギュラーワークに相当)と、「CYURICA」なる当日就業分の給与前払いサービスが使えるワークス事業部(いわゆるスポットワークに相当)に大別される。
  • 勤怠連絡等は、携帯電話のweb上のサイト[3]から行うそれとは別に、登録スタッフ用に「スタッフスクエア」と呼ばれるサイト[4]が準備されているが、スポット登録のスタッフは利用できず、希望する仕事がサイト上にあった場合は、電話で支店に勤務希望を出す形となる。スポット登録でない場合は、「スタッフスクエア」から直接申し込み可能。また、登録情報等も、本来はスタッフスクエア経由で変更可能だが、スポット登録の場合は支店へ出向く必要がある。
  • 就業当日に働いた分の給与の一部が受け取れる、業界最速の給与即日払いサービス「CYURICA」がある。
  • 登録スタッフだとヒューマントラストシネマの優待が受けられる。

CMイメージキャラクター

現在

過去

番組提供

関東ローカル

関西ローカル


ヒューマントラストシネマ

ヒューマントラストシネマ有楽町がある有楽町イトシアのイトシアプラザ(低層棟)

2008年、日本の映画会社シネカノンが運営する東京都渋谷区映画館ミニシアター)「シネ・アミューズ」「アミューズCQN」のネーミングライツを取得。同年12月20日より館名を『ヒューマントラストシネマ』(HUMANTRUST CINEMA[1])と改称した。

文化村通りは2009年10月31日をもって閉館(詳細はシネ・アミューズの項を参照)。同年12月4日より千代田区有楽町の「シネカノン有楽町2丁目」が『ヒューマントラストシネマ有楽町』と改称。現在は東京テアトルに経営が譲られている。

渋谷・有楽町とも全スクリーンがサラウンドEXDLPに対応している。

ヒューマントラストシネマ渋谷

東京都渋谷区渋谷のココチビル7階と8階にある映画館。2004年11月13日に「アミューズCQN」(AMUSE CQN。CQNはシネカノンの略)としてオープン。3スクリーンある。TOHOシネマズ渋谷リニューアル前は東宝系の作品(「電車男」「イキガミ」「ホームレス中学生」「曲がれ!スプーン」など)の上映が多かったが、ごく稀に丸の内ピカデリー2・3系の作品を上映する他、2013年6月15日封切の「ハード・ラッシュ」からは渋谷東急の閉館に伴い、丸の内ルーブル系の作品も上映するようになった。

  • シアター1(8階):200席
  • シアター2(7階):183席
  • シアター3(7階):60席

ヒューマントラストシネマ有楽町

東京都千代田区有楽町にある「有楽町イトシア」のイトシアプラザ4階にある映画館。2007年10月12日、「シネカノン有楽町2丁目」として有楽町イトシアの開業と共にオープン。2009年12月4日に現館名に改称。2スクリーンある。

  • シアター1:162席
  • シアター2:63席

グループ会社

注釈

  1. ^ a b 携帯電話メーカーであるHTCとは無関係。
  2. ^ 読売新聞2013年7月1日付記事、ジョブサーチ「私の仕事学」、「オンの才人・オフの達人」内での阪本美貴子へのインタビュー記事、「“使える人材”で委託業務も
  3. ^ ヒューマントラストスポット派遣登録スタッフ専用ページ
  4. ^ スタッフスクエア

外部リンク