「焔の女 (1941年の映画)」の版間の差分

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== アカデミー賞候補 ==
== アカデミー賞候補 ==
*[[アカデミー美術賞|室内装置賞]](白黒):ジャック・オターソン、ラッセル・A・ガウスマン、マーティン・オブジナ
*[[アカデミー美術賞|室内装置賞]](白黒):ジャック・オターソン、ラッセル・A・ガウスマン、マーティン・オブジナ

==評価==
[[小津安二郎]]は1947年の座談会で「フランスの監督がアメリカで作ると、やはりテンポが違うのです」と指摘しつつ、本作について「クレールの意図はわかるのですが、クレールのテンポよりアメリカの俳優のテンポが全体に早くちぐはぐなものになってクレールの意図したユーモアにならなかった様でした。どこか絹ごしの味といった様なところが欠けていました」と評している<ref>田中真澄編『小津安二郎 戦後語録集成』フィルムアート社、1989年、27頁。ISBN 4845989786。</ref><ref>田中真澄編『小津安二郎 戦後語録集成』フィルムアート社、1989年、36頁。ISBN 4845989786。</ref>。



== 脚注 ==
== 脚注 ==

2023年4月23日 (日) 06:02時点における版

焔の女
The Flame of New Orleans
監督 ルネ・クレール
脚本 ノーマン・クラスナー
製作 ルネ・クレール
ジョー・パスターナク
出演者 マレーネ・ディートリヒ
ブルース・キャボット
音楽 フランク・スキナー
撮影 ルドルフ・マテ
編集 フランク・グロス
製作会社 ユニバーサル映画
配給 日本の旗 セントラル映画社
公開 アメリカ合衆国の旗 1941年4月24日(ニューオーリンズ
日本の旗 1947年9月30日
上映時間 79分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 817,000ドル[1]
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焔の女』(ほのおのおんな、原題・The Flame of New Orleans)は、1941年に製作・公開されたアメリカ合衆国ロマンティック・コメディ映画である。第二次世界大戦開戦後渡米したルネ・クレールが監督、マレーネ・ディートリヒブルース・キャボットなどが出演した。1840年代のニューオーリンズを舞台としている。

キャスト

  • クレール・ルドゥー:マレーネ・ディートリヒ
  • ロベール・ラトゥール:ブルース・キャボット
  • シャルル・ジロー:ローランド・ヤング
  • ゾロトフ:ミシャ・オウア
  • ジローの妹:アン・リヴィア

スタッフ

アカデミー賞候補

  • 室内装置賞(白黒):ジャック・オターソン、ラッセル・A・ガウスマン、マーティン・オブジナ

評価

小津安二郎は1947年の座談会で「フランスの監督がアメリカで作ると、やはりテンポが違うのです」と指摘しつつ、本作について「クレールの意図はわかるのですが、クレールのテンポよりアメリカの俳優のテンポが全体に早くちぐはぐなものになってクレールの意図したユーモアにならなかった様でした。どこか絹ごしの味といった様なところが欠けていました」と評している[2][3]


脚注

  1. ^ Dick, Bernard K. (2015). City of Dreams: The Making and Remaking of Universal Pictures. University Press of Kentucky. p. 117. ISBN 9780813158891. https://books.google.com/books?id=O6kfBgAAQBAJ&q=nate+blumberg+universal&pg=PA108 
  2. ^ 田中真澄編『小津安二郎 戦後語録集成』フィルムアート社、1989年、27頁。ISBN 4845989786
  3. ^ 田中真澄編『小津安二郎 戦後語録集成』フィルムアート社、1989年、36頁。ISBN 4845989786

外部リンク