利用者:ネイ/参考文献

よく使う出典をまとめておきます。インターネットにて無料で閲覧できる英語出典が大半で、主にイギリスの人物記事に使えるものとなっています。

事典[編集]

著作権切れ[編集]

  • {{Cite EB9}}、{{Cite EB1911}}、{{Cite EB1922}}
    • ブリタニカ百科事典』第9版(1875年 – 1899年)、第11版(1910年 – 1911年)、第12版(1921年 – 1922年)。百科事典としては鉄板だが、100年前なので情報が古かったり、人種差別や女性差別が含まれたりする。それでも出典がこれ1件だけでも1記事が成り立つことが多い。ウィキソース英語版にて閲覧可。第13版(1926年)はウィキソースになく、テンプレートもないが、2022年より米国でパブリックドメインになり、インターネットアーカイブにて閲覧可。
  • {{Cite DNB}}、{{Cite DNBSupp}}、{{Cite DNB12}}、{{Cite DNB27}}
    • 英国人名事典』初版(1885年 – 1900年)、増補巻第1シリーズ(1901年)、増補巻第2シリーズ(1912年)、増補巻第3シリーズ(1927年)。名前の通り、イギリスの人物の事典であり、これをベースに記事を書くとちょうどいい量になる。ウィキソース英語版にて閲覧可。
  • チェンバーズ人名事典英語版
    • 1897年初版1912年版1929年第2版1946年版がインターネットアーカイブで閲覧できる。イギリスの人物が主でそれ以外の人物も含まれるが、基本的にはイギリスの人物の記述が長い。初期の版数はあやふやで、1990年第5版以前に正式に番号が振られたのは1897年、1929年、1935年、1961年の4つだけだったが、New Edition、Revisedなどと称する多くの版が出版された。
  • {{Cite ADB}}
    • ドイツ一般人名録英語版』(1875年 – 1912年)。ドイツ語の文献。主にドイツ語圏の人物を含む。ウィキソースドイツ語版で閲覧可。
  • 『日本百科大辞典』(NDLJP:41017009
    • 1908年から1919年までの全10巻。日本初の西洋式な百科事典。百科事典としては著作権切れであるが、わずかながら著作権が切れていない記事(著者が1968年以降に死去した場合)がある。それ以外は丸写しでも著作権侵害ではない。国立国会図書館デジタルアーカイブにて無料登録後閲覧可。

著作権継続中かつネット無料閲覧可[編集]

  • {{HistoryofParliament}}
    • 『英国議会史』(1964年 – 2010年)。1386年から1832年まで(1422年から1504年までと1640年から1660年までを除く)の庶民院議員全員の記事があり、出典がこれ1件だけでも1記事が成り立つほどの量と質。公式サイトにて閲覧可。このほかに上院史1660–1715が2016年に、下院史1422–1461が2020年に、上院史1604–1629が2021年に出版され、2024年現在も編修作業が続いている。
  • en:Dictionary of Welsh Biography
  • {{Cite ODNB}}
  • アイルランド人名事典
    • 2009年に出版され、2021年にオンライン版がオープンアクセスになった。アイルランドで助成金を得たプロジェクトであり、年2回更新され、信頼性が高い。公式サイトにて閲覧可。
  • {{NDB}}
    • 新ドイツ人名録英語版』(1953年 – 2023年)。ドイツ一般人名録(ADB)の更新版であり、2020年までに27巻が刊行され、最後となる28巻は2024年刊行予定。Deutsche Biographieにて閲覧可。
  • 大百科事典
    • 現『世界大百科事典』。1931年版(NDLJP:47008399)、1943年版(NDLJP:46040103)、1947年版(NDLJP:51008924)、1951年版(NDLJP:52008233)、1955年版(NDLJP:60007280)、1964年版は国立国会図書館の本登録後、デジタルアーカイブで閲覧可。いずれも米国で著作権継続中(編者が1947年以降に死去かつ出版から95年間経過していない)で、1947年版の編者である齋藤道太郎(平凡社副社長。1963年退任)の没年を見つけていないため日本でパブリックドメインかどうかは不明。1931、1943、1951年版、1955年版第1から28巻までは編集者が下中弥三郎(1961年没)なので、日本では百科事典として著作権切れ。1955年版第29巻以降は編集者が下中邦彦(2002年没)なので、日本でも著作権継続中。なお、丸写しが著作権侵害にならないのは、百科事典の編集者と記事の著者の没年が両方ともパブリックドメイン範囲内(1967年12月31日まで)である必要がある。
    • 世界大百科事典の記事では「編集長」としてほかの人物を記載しているが、ここでは巻末に記載されている編集者に準拠する。

貴族名鑑[編集]

  • 完全貴族要覧
    • 初版(1887年 – 1898年)、第2版(1910年 – 1998年、うち第1から10、13巻が著作権切れ)。基本的には信頼できる名鑑(特に第2版)だが、貴族の子女をリストアップしていないのが玉に瑕。インターネットアーカイブとFamilySearchにて閲覧可。
  • en:Burke's Peerage
    • 『バーク貴族名鑑』(1826年初版 – 閲覧できる最新版は1934年第92版まで)。老舗ではあるが、信頼性(特に家族の起源についての信頼性)に疑問を呈されることもある。1949年から1959年までと1971年から1983年までの編集者の努力により改善したとのことだが、無料閲覧できる最新版は残念ながら1934年版まで(第1巻第2巻)。2023年現在の最新版は2003年第107版。このほかにBurke's Extinct Peerages(廃絶した爵位の名鑑)があるが、1883年を最後に新版が出ていないため利用価値は低い。
    • 2003年版は大学の図書館(NCID BA67033790)、国会図書館(国立国会図書館書誌ID:000007660616)で閲覧できる。
  • en:Debrett's
    • 『デブレット貴族名鑑』(閲覧できる版は1809年第7版 – 1936年版、ただし1936年版のスキャン品質が絶望的なので基本的には1921年版を使う)。古い版はそれほどではないが、新しい版では記述が「出版時点で存命の貴族」に集中し、以前の貴族はほとんど触れられないので、参考するのが面倒。インターネットアーカイブなどで閲覧可。
  • en:The Scots Peerage
    • 『スコッツ貴族名鑑』(1904年 – 1914年)。名前の通り、スコットランド貴族のみを収録した名鑑である。貴族の子女についての記述が詳細なので、『完全貴族名鑑』と併用できる。インターネットアーカイブにて閲覧可。
  • The "Japan Gazette": Peerage of Japan
    • 華族名鑑(1912年)。イギリスの貴族名鑑のような書式。英語表記で記事を一から書くには不向きであるものの、子女の生年月日が記載されている。
  • ロッジ貴族名鑑
    • エドマンド・ロッジの名前を冠する貴族名鑑(ただし、ロッジはただの名義貸し)。バーク貴族名鑑と似ているが、バークでは省略されることの多い貴族の娘の生年月日も収録している。時代が下ると大昔の貴族子弟が省略される傾向にあるので、最新版以外も参照する必要がある。1832年初版で毎年版数を重ねており、The Cambridge Bibliography of English Literature (1998)によれば最終版は1912年第81版。ただし、無料閲覧できるのは1907年第76版まで。
ロッジ貴族名鑑の版

リスト[編集]

著作権切れ[編集]

  • en:Burke's Landed Gentry
    • 『バーク地主ジェントリ名鑑』(1833年初版 – 閲覧できる最新版は1925年第14版まで)。『バーク貴族名鑑』同様、老舗の著作。1899年よりアイルランドとグレートブリテンの名鑑が分離した。最新版はそれぞれ2001年第19版と1976年第5版、パブリックドメインにある最新版はそれぞれ1925年第14版と1912年第3版。パブリックドメインにある版はGoogle Booksなどで閲覧可。
  • オックスフォード大学同窓生名簿
    • 1887年、1891年出版。1500年から1892年までオックスフォード大学に入学した人物の一覧。1行程度の紹介が含まれる場合も多いが(爵位名、生没年など)、基本的には入学日や取得した学位を調べるための出典。1500年から1714年まではbritish-history.ac.ukにて閲覧可、1715年以降はインターネットアーカイブにて閲覧可。
    • ボドリアン図書館によれば、1893年以降の入学者については出版されていない。
  • {{Acad}}
    • 『ケンブリッジ大学同窓生名簿』(1922年 – 1954年出版、第1部が著作権切れ)。1200年頃から1900年までケンブリッジ大学に入学した人物の一覧。オックスフォード大学のそれより少し詳しく、ほかの出典と照らし合わせて役職の就任年を再確認することもできる。ケンブリッジ大学公式サイトにて検索エンジンがあり、インターネットアーカイブでも閲覧可。
  • A List of the Members of the Society of Antiquaries of London, from Their Revival in 1717, to June 19, 1796
  • The Records of the Honorable Society of Lincoln's Inn(第1巻第2巻
    • 1420年から1893年までリンカーン法曹院(Lincoln's Inn)に入学した人物の一覧。第1巻(1420年から1799年までの入学者)はインターネットアーカイブ、第2巻(1800年から1893年までの入学者)はGoogle Booksにて閲覧可。
  • Notes and queries pp. 243-245
    • 1603年から1908年までのロンドン塔管理長官(Constable of the Tower)の一覧。インターネットアーカイブにて閲覧可。
  • English Historical Documents, 1660-1714
    • 王政復古以降のステュアート朝イギリスにおける重要な歴史文書の原文。1996年出版の本であるが、収録文書が全て300年以上前のものなので、原文の利用にあたっては著作権切れ。Google Booksにて閲覧可。
  • 英国制定法令集英語版
    • 1714年までに制定されたイギリスの法律の原文、1810年から1825年までの出版。Hathi Trustで閲覧可。5巻から7巻まで(1628年から1701年まで)はbritish-history.ac.ukにて文字起こしあり。
  • ピッカリング:イギリス制定法令集英語版
    • 1806年までに制定されたイギリスの法律の原文。1762年から1807年までの出版。主に上記The Statutes of the Realmと併用。Hathi Trust、インターネットアーカイブにて閲覧可。

著作権継続中かつネット無料閲覧可[編集]

その他[編集]

  • {{StateDept}}
  • Country Studiesen:Library of Congress Country Studies
    • 米国国会図書館によるCountry Studies。各国の歴史、政府、言語、文化など内容が幅広いが、さすがに概説書レベルなので、「○○の文化」といった記事ではなく国の記事で出典として使える程度。米国国会図書館公式サイトにて閲覧可。
  • {{London Gazette}}
    • ロンドン・ガゼット』。官報なので、官職任命日や叙爵の日付を確認するにあたって信頼性はかなり高いが、検索機能が貧弱なのであまり使いたくない。公式サイトにて閲覧可。このほか、オックスフォード、エディンバラ、ベルファスト・ガゼットも同テンプレートを使い、同じ公式サイトで閲覧できる。
  • ダブリン・ガゼット英語版
    • アイルランド王国官報。ウラクタス図書館(アイルランド国会図書館)公式サイトにて1750年から1800年分を閲覧できる。
  • Tableaux généalogiques des Souverains de la France et de ses grands Feudataires
    • フランス王家の系図。フランス語の文献。1863年と古いので、メロヴィング朝などは利用するときに気を付ける必要があります。無出典になりがちな子女一覧で出典を補記できる。Google Booksにて閲覧可。

ウィッシュリスト[編集]

閲覧がやや難しい出典。

  • Sainty, John Christopher (1977). "The Secretariat of the Chief Governors of Ireland, 1690-1800". Proceedings of the Royal Irish Academy: Archaeology, Culture, History, Literature (英語). Royal Irish Academy. 77: 1–33. JSTOR 25506334
    • ウィキペディア図書館でも閲覧できない。1690年から1800年までのアイルランド主席政務官の一覧。アカウントを作成した場合、閲覧は月100記事まで無料で、ダウンロードは有料。
  • Sainty, John Christopher (May 1970). "Lieutenancies of Counties, 1585–1642". Bulletin of the Institute of Historical Research (Special Supplement No. 8). NCID BA55638921
    • 1585年から1642年までのイングランドおよびウェールズにおける統監の一覧。
  • Sainty, John Christopher (1979). List of Lieutenants of Counties of England and Wales 1660-1974 (英語). London: Swift Printers (Sales) Ltd. OCLC 5432172
    • 1660年から1974年までのイングランドおよびウェールズにおける統監の一覧。絶版で購入が難しく、電子書籍化もなされていない。
  • Sainty, John Christopher (2008). Peerage Creations: Chronological Lists of Creations in the Peerages of England and Great Britain 1649–1800 and of Ireland 1603–1898 (英語). Malden: The Parliamentary History Yearbook Trust. pp. 132–137. ISBN 978-1-4051-8043-6. LCCN 2008015532. NCID BA88931772
  • en:Ships of the Royal Navy
    • 16世紀から現代までのイギリス海軍艦船のデータ集。2021年に第5版(ISBN 978-1-5267-9328-7)が出版された。
  • de:Kategorie:Genealogisches Nachschlagewerk
    • 未調査。