子守国家

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子守国家としてのフランスを象徴する年老いた乳母: wet nurse)と公衆衛生の提供者(N. ドービル英語: N.Dorvill,1901年によるリトグラフ風刺漫画の多色写真機械式複製品)

子守国家[1](こもりこっか、: nanny state)はイギリス英語由来のイギリスの保守主義の用語である。それは政府ないしその政策が過保護あるいは、自由意志にたいして過度におせっかいである、という見方に導く。[2]「子守国家」の用語は政府の役割をナニーが子供を育てる事、言う成れば子守に喩える。その用語のひとつの初期の用法は、The Spectatorの1965年12月3日付けの版においてイギリス保守党 議員 イアン・マックロード英語: Iain Macleod が「なんと私は子守国家と呼ぶことが好きなんだろう」と言及したことから由来する。[3]

脚注または引用文献[編集]

  1. ^ 読みをそのままカナ表記して、ナニー・ステートナニーステート)、ナニー・ステイトナニーステイト)とも。
  2. ^ nanny, n.1 and adj.”. OED Online. Oxford University Press (2011年12月). 2012年2月2日閲覧。
  3. ^ “70 m. p. h.”, The Spectator: 11, (3 December 1965), http://archive.spectator.co.uk/article/3rd-december-1965/11/70-mph 

関連項目[編集]