プロジェクト:ウィキメディア財団ハンドブック/ウィキメディア財団用語集

プロジェクト‐ノート:ウィキメディア財団ハンドブック/ウィキメディア財団用語集

ウィキメディア財団用語集
Wikimedia Foundation (WMF) Glossary for "Japanese Wikipedia" Users
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ウィキメディア財団で使われている用語を紹介しています。

「ウィキぺディア日本語版」を運営しているアメリカの非営利団体「ウィキメディア財団」(以下財団)は運営そのものが英語で行われていることもあり、日本語話者コミュニティーには、財団の実態、現在何を行っているのか、どこを目指しているのかと言った情報がなかなか伝わってこなかった状況を鑑みて、財団が良く使っているが普通の辞書には載っていない財団独特の英語表現の説明を集めた用語集を作成しています。ただしこれは財団公式の用語集ではありません。日本語版ウィキペディア・コミュニティー独自の用語集で、日本語版ウィキペディア編集者や財団側の各種文書集積及び作業ページであるメタでも英日翻訳を行っている編集者有志によって自主的に作られているものです。なお財団の公式文書や指針は英語版が原文で、なにか問題があった時は英語原文の解釈に基づいて運営や決定がなされますので、実際に問題に直面した方は財団ウェブサイトにある英語原文を直接参照下さい。 今後随時単語を加えていく予定です。また日本語版で使っている用語も参考としていくつか含まれています。

目次
英数                           

英数字 編集

A 編集

Admin
Administratorの略。→#管理者
Advanced rights holders
#上位権限者
Arbitration Committee
#裁定委員会
Affiliate
#提携団体
Affiliate-selected Board seats
#提携団体選出理事席

B 編集

BC
#ビューロクラット
Bot
#ボット
BOTCfF
Board of Trustees Call for Feedbackの略。理事会によるご意見募集の意味で、特に理事会選挙の意見募集の際に使用される。→#CfFBOTと同意義
Bureaucrat
#ビューロクラット

C 編集

CfFBOT
Call for Feedback Board of Trusteesの略。理事会によるご意見募集の意味で、特に理事会選挙の意見募集の際に使用される。→#BOTCfFと同意義
Chapter
#国・地域別協会
ComCom
Communication Committeeの略。→#コミュニケーション委員会
Community Board seats
#コミュニティ選出理事席
Community Tech
#コミュニティ技術部
contributor
#貢献者
Core Team
#コア・チーム
Cross-wiki
#クロスウィキ
CR&S
Community Resilience and Sustainabilityの略。財団の法務部門傘下のチームの一つ。コミュニティの健全な運営をサポートするのが目的で、更にはこの傘下にMSGチーム信頼と安全チーム、人権 (Human Rights) チーム、コミュニティの発展 (Community Development) チームの4部門がある。CR&Sはユニバーサル行動規範連係委員会 (U4C) の設立委員会に関わる。
CWS
Community Wishlist Surveyの略。→#コミュニティ要望アンケート

D 編集

Diff
#ディフ

E 編集

ESEAP
East, Southeast Asia and the Pacificの略。→#東アジア、東南アジアならびに太平洋地域
EDGR
Enforcement draft guidelines reviewの略。執行ガイドライン草案査読の意味。特に#ユニバーサル行動規範の執行におけるガイドラインの草案に言及する際に使用される。エドガーと発音する人もいる。

F 編集

functionaries
#ファンクショナリィ

G 編集

Governance Wiki
#ガバナンス・ウィキ

H 編集

Hubs
#ハブ

I 編集

Info-ja
ウィキメディアにおける外部からの#問い合わせ対応ボランティアチームVRTの日本語キュー。参考:meta:Volunteer_Response_Team/ja#キュー
Interlang
Interlanguageの略。→#言語間リンク
InterWiki
InterWikiProject linksの略。→#インターウィキリンク
IPユーザー
ログインしていない利用者。匿名利用者とも。
IPマスキング
(: IP address masking, IP masking)、IPアドレスマスキングのことで、マスキングは匿名化、秘匿化、不可視化などと訳される。ウイキメディア財団は将来的な導入に向けて技術及び運営の方法について協議を続けており、これが実行されれば多くの利用者がページを閲覧した際、IPアドレスの一部、若しくは全部が隠された状態で表示される。参照:m:IP編集:プライバシー保護と荒らし行為軽減
IRC
アイアールシー。インターネット・リレー・チャットの略語。ウィキペディア日本語版関連のチャンネルは2つあり、特に#Wikipedia-ja接続を指すことが多い。基本的には雑談の場だが、「最近更新したページ」の内容の中継なども行われている。参考:Wikipedia:チャット

J 編集

Japanese Wikipedia
#日本語版ウィキペディア

L 編集

LTA
Long time abuse若しくはlong-term abuseの略。→#長期に渡る悪たれ

M 編集

MCDC
Movement Charter Draft Committeeの略。運動憲章草案委員会の意味。
MediaWiki
ウェブブラウザでの編集を可能にするソフトウェア、ウィキの一種で、ウィキペディア用に作られたもの。改訂が続けられており、現在ウィキペディア日本語版に使われているバージョンについては 特別:Version で知ることができる。参考:Help:MediaWiki
Mediation Committee
調停委員会
Meta
#メタウィキメディア
Movement Charter
#運動憲章
MSIG
Movement Strategy Implementation Grantsの略。→#運動戦略を実施するための助成金
MSG
Movement Strategy and Governance の略。運動戦略と組織管理という意味で、財団内の部門(チーム)の一つ。

O 編集

Office action
#オフィス・アクション
ORES
(: Objective Revision Evaluation Serviceの略)。直訳は客観的改訂評価サービスで、発音はIPA: [ɔɹz] オアーズ。ウィキメディア財団が開発している自動荒らし対策のひとつで、ウィキメディア・プロジェクトでの投稿を分析し、統計や今まで学習してきた内容と照らし合わせて、善意でない内容やコンテンツに有害な内容を含む投稿と評価された場合、自動的に巻き戻しをするウェブベースのサービスプログラム。

R 編集

RC
Recent Changesの略。→#最近更新したページ
RfC
Requests for commentの略。RFCとも。→#コメント依頼
Regional Committee
#地域委員会
Roundtable
ラウンドテーブル、円卓会議、気兼ねない話し合い

S 編集

Steward
#スチュワード
Superprotect
#特別保護
Sysop
#管理者

T 編集

Telegram
テレグラムは財団が利用している参加者間で連絡を取り合うチャットアプリインスタントメッセンジャー・アプリとも。財団内で開発したものでなく外部のアプリなので利用するにはテレグラムでアカウントを作成する必要があると同時に利用規約や個人情報に対する規定はテレグラム独自のものに同意する必要がある。2022年01月時点では日本語対応はなし。
Transwiki
#トランスウィキ
Translation Committee
#翻訳小委員会
T&S
Trust and Safetyの略。→#信頼と安全チーム

U 編集

U4C
Universal Code of Conduct Coordinating Committeeの略。→#ユニバーサル行動規範連係委員会
Unacceptable behavior
#受け入れられない行動
UCoC
Universal Code of Conductの略。→#ユニバーサル行動規範

V 編集

Vision
#財団理念
VRT
Volunteer Response Teamの略。→#問い合わせ対応ボランティアチーム

W 編集

WiR
#ウィキペディアン・イン・レジデンス
WMF
#ウィキメディア財団

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あ行 編集

安全と包括性の提供
(: Provide for Safety and Inclusion) 財団は、包括的で参加者を歓迎し安全で嫌がらせ行為のない安全な活動環境を提供し確立することを目指している。参考:meta:安全と包括性を確保
井戸端
(: Village Pump) ウィキペディアの使い方についてのちょっとした質問や提案・意見交換を行う場。財団職員が時たま投稿することがことがある。参考:Wikipedia:井戸端
井戸端 (告知)
財団職員が時たま告知を投稿することがことがある。→#お知らせ
インターウィキリンク
ウィキ間リンク、Interwikiとも。あらかじめ登録されている他のサイトへ簡便にリンクする方法。ウィキペディア内では、多言語版や姉妹プロジェクトへのリンクを張るのに使われることが多く、その際に要約に「インターウィキ」、interwiki などと記述されることが多い。参考:Help:リンク#ウィキ間リンクHelp:言語間リンク#ウィキ間リンク
インターラング
#言語間リンク
ウィキ間リンク
#インターウィキリンク
ウィキプロジェクト
特定の分野について統一的なフォーマットを用意し、ウィキペディア内でのスタイルの統一をはかる場。その分野の記事全体に関わる問題について、広く意見を求めるためにも利用される。参考:Wikipedia:ウィキプロジェクト
ウィキペディア日本語版
#日本語版ウィキペディア
ウィキペディアン
(: Wikipedian) ウィキペディアに参加している人。参考:Wikipedia:ウィキペディアン
ウィキペディアン・イン・レジデンス
(: Wikipedian in residence、略してWiR) ウィキペディアからギャラリー、図書館、博物館、公文書館などへと出向しているウィキペディアン。ウィキメディアンの場合はウィキメディアン・イン・レジデンスと呼ばれる。
ウィキメディア
#ウィキメディア運動
ウィキメディア2030
(: Wikimedia 2030 #財団理念の公約を果たすため2030年の区切りまでに遂行される様々な計画。ウィキメディア2030戦略とも。参考:meta:運動戦略/はじめに
ウィキメディア運動
ウィキメディア・ムーブメントとも。参考:ウィキメディア運動meta:Wikimedia_movement/ja
ウィキメディア財団
(Wikimedia Foundation、略してWMF) ウィキペディアやその姉妹プロジェクトの運営をしているアメリカの非営利団体。参考:Wikipedia:ウィキメディア財団ウィキメディア財団
ウィキメディア・プロジェクト
(: Wikimedia Project) ウィキメディア財団の運営する、さまざまなウェブサイトのこと。ウィキペディア日本語版もまたこのようなプロジェクトのひとつである。参考:Wikipedia:ウィキメディア・プロジェクト
ウィキディアン
(: Wikimedian) ウィキディアをはじめとするウィキメディア財団の各サイトおよびプロジェクトに参加している利用者。ウィキディアンはウィキディアンの一種である。参考:Wikipedia:ウィキメディア・プロジェクト
ウィキメディア提携団体
#提携団体
ウィキリンク
内部リンクとも。日本語版ウィキペディアの内部へのリンクの事。参考:Help:リンク#ウィキリンク
その他へのリンクには、目的と方法によってインターウィキリンク(ウィキ間リンク)・言語間リンク(インターラング)・外部リンクがある
受け入れられない行動
(: unacceptable behavior) ユニバーサルな行動規範では「受け入れられない行動」を以下の通りに定義している。

1. 嫌がらせ(ただしこれらリストアップしたものに限らない)

1.1 侮辱
1.2 性的嫌がらせ
1.3 脅迫
1.4 第三者に危害を加えるようそそのかすこと
1.5 個人データの開示(さらし者にする行為)
1.6 つきまとい行為
1.7 妨害行為

2 権限や特権または影響力の乱用

2.1 役務者や役員および職員による地位の乱用
2.2 優越的地位およびコネの乱用
2.3 心理的操作

3 コンテンツの破壊行為およびプロジェクトの乱用

詳細はユニバーサルな行動規範「受け入れられない行動」にて。

運動憲章
(: Movement Charter) 参考:meta:運動憲章
運動戦略と組織統治チーム
(: Movement Strategy and Governance) 参考:meta:運動戦略と組織統治
運動戦略を実施するための助成金
(: Movement Strategy Implementation Grants、略してMSIG) 財団による個人や組織に対する月単位で応募出来る資金援助プログラム。参考:meta:助成金:MSIG(運動戦略を実現させるための助成金)/はじめに
エコシステム
生態系を指す英語エコシステム(ecosystem)を比喩的に使用した言葉。動植物が互いに関係を築き依存して生態を維持するように、複数の団体、法人及び人間が互いに既存の枠を超えて連携することで存続を支える仕組み。
お知らせ
プロジェクト参加への呼びかけ、新しいテンプレートのアナウンス、新機能のお知らせ等、ウィキペディア全体に知らせたいことを掲載する場。旧称「井戸端 (告知)」。参考:Wikipedia:お知らせ
オフィス
(: Office) ウィキメディア財団の米国サンフランシスコにある本部事務所。そこでは財団本部職員が勤務している。なお2022年01月時点で日本には財団の事務所や#国・地域別協会と呼ばれる支部(chapter)はない。ただし日本語版担当の職員は勤務している。
オフィス・アクション
(: Office action) 財団の有形無形の財産や人身的な損害・危害があり得る事態や、深刻な法的問題が絡む場合、コミュニティに設置された検討プロセスや同意を経ずに、財団の事務所権限で直接記事の削除、編集除去、白紙化、利用者のブロックなどの措置を取る事。理事や役員によって権限を委任された特定の財団職員のみが執行することが出来るが、コミュニティのプロセスを無視することになるため実際に使用された例は少ない。稀に執行された英語版管理者に課せられた一年間ブロックのオフィス・アクションは、当該コミュニティからの反発も強く、ユニバーサル行動規範が制定される要因の一つとなった。参考:m:Office actions

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か行 編集

外部リンク
日本語版ウィキペディアの外部へのリンクの事。参考:Help:リンク#外部リンク
その他へのリンクには、目的と方法によってウィキリンク(内部リンク)・インターウィキリンク(ウィキ間リンク)・言語間リンク(インターラング)がある。
ガバナンス・ウィキ
(: Governance WikiWikimedia Foundation Governance Wikiとも) ウェブアドレスがfoundation.wikimedia.orgの財団オンラインページのこと。理事会関係文書 (議事録や決議)、法的文書、セキュリティ文書、理事会、事務局長もしくは事務長の承認を得た方針などが掲載されている。かつては Foundation Wiki (財団ウィキ) と呼ばれていた。参考→meta:ウィキメディア財団組織統治ウィキ
管理者
(: Administrator、Admin、Sysopとも)。一般の利用者には制限されているいくつかの機能を行使でき、編集合戦や荒らしへの対策としてページを保護したり、問題のある利用者の投稿ブロックなどを行うことができる。ウィキペディアにおける発言の重みは一般利用者と同じものとされ、一般的に管理者という言葉がイメージさせるような大きな権限はない。参考:Wikipedia:管理者
国・地域別協会
(: chapter) 国や地域ごとにウィキメディアの事業を支援・推進するために設立された独立組織。ウィキメディア財団の下位組織ではなく、あくまで提携独立団体。ウィキメディア・ドイツやウィキメディア・ニューヨークなど。かつて国別協会と日本語訳されていたが、米国ニューヨークやワシントンDCなど国単位ではない協会も設立されたのを受けて、国・地域別協会と呼ばれるようになった。日本のユーザーコミュニティが国・地域別協会を日本に設立しようとした時期があったが、2022年01月時点で設立には至ってない。参考:国・地域別協会meta:Wikimedia Japan
クロスウィキ
: cross-wiki)一つ以上の#ウィキメディア・プロジェクトに関係することあるいは影響を及ぼすことを表す言葉。例えば日本語版ウィキペデイアと日本語版ウィクショナリー、日本語版ウィキペディアと英語版ウィキペデイア、日本語版ウィキペディアとアラビア語版ウィキペデイアとコモンズ、など。参照: #ローカル#グローバル
グローバル
: global)全#ウィキメディア・プロジェクトに関係することあるいは影響を及ぼすことを表す言葉。グローバルロックグローバル巻き戻し者グローバル個人設定など。"グローバル"な行動指針やルールは#メタウィキで作成・管理される。
言語間リンク
インターラング(英:Interlang、Interlanguageの略)とも。インターウィキリンクの一種でウィキペディアの他言語版へのリンクのこと。参考:Help:言語間リンク
その他へのリンクには、目的と方法によってウィキリンク(内部リンク)・インターウィキリンク(ウィキ間リンク)・外部リンクがある。
言語プレフィックス
言語間リンクで使用する他言語版の識別子のこと。例えば日本語版の言語プレフィックスはjaである。参考:Help:言語間リンク#本文中
コア・チーム
(: Core Team) #ウィキメディア2030戦略のプロセスを形作り、様々な利害関係者の参加を促し支えながら導き、進行役を務める主要メンバーのチーム。
貢献者
(: contributor) #ウィキメディア運動に直接良い影響を与える人。
コミュニケーション委員会
(: Communication Committee、略してComCom) ウィキメディア財団が置く複数の委員会のひとつで財団職員がコミュニティのボランティアと意思疎通を図り、#ウィキメディア・プロジェクトあるいは運動の提携団体と円滑なコミュニケーションを推進することを目的としている。その傘化には翻訳担当の小委員会などがある。日本語ではコムコムとも。参考:meta:コミュニケーション委員会
コミュニティ技術部
(: Community Tech) 財団の技術部門(チーム)で、ウィキのソフトウェアを編集者や貢献者にとって利便性を追求した改良を行ったり、編集を助ける使いやすいツールを開発する。改良や開発の優先内容は毎年行われる#コミュニティ要望アンケートに沿って行われる。コミュニティ・テクとも。
コミュニティおよび提携団体選出理事
(: community- and affiliate-selected trustees)2021年#コミュニティ選出理事席#提携団体選出理事席が一つのカテゴリーにまとめられ、コミュニティおよび#提携団体から選出された理事枠となり、その枠で選出された理事のこと。
コミュニティ選出理事席
(: Community Board seats)理事選挙で#ウィキメディア・プロジェクトに参加している#貢献者によって選出される理事枠。2021年に#提携団体選出理事席と一つのカテゴリーにまとめられて#コミュニティおよび提携団体選出理事席と呼ばれるようになった。、
コミュニティ要望アンケート
(: Community Wishlist Survey、略してCWS) 財団の一部門である#コミュニティ技術部によって毎年行われる技術的要望調査。利用者はオンラインで要望を応募し、集まった要望の中から投票によって採用が望まれる優先要望を決定するプロセス。参考:meta:コミュニティ要望アンケート2022年
コムコム
#コミュニケーション委員会
コメント依頼
(: Request for comment、略してRfCやRFC)多くの人からのコメントや意見を要望する際に利用する方法。日本語版でのコメント依頼を参照されたし。

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さ行 編集

財団理念
(: Vision) 財団が運営していく上の最も基本の理想であり将来像。2022年01月時点での財団理念は「想像してみてください、人類の知の総和を誰もが自由に共有できる世界を。その世界が私たちの公約です」となっている。
裁定委員会
(: Arbitration Committee) 紛争解決の最終段階として機能する委員会。2022年01月時点で日本語版には裁定委員会は存在しない。参考:#裁定委員会 meta:裁定委員会 
姉妹プロジェクト
ウィキペディアから見て、その他のウィキメディア・プロジェクト。例えばオンライン辞書のウィクショナリーや引用集のウィキクォートなど。
上位権限者
(: advanced rights holders) 通常の編集操作権限以上の管理権限を持つ利用者。例えば#管理者#ビューロクラット#チェックユーザー#スチュワードなどでローカルな権限者と#グローバルな権限者がいる。参考:利用者グループ権限グローバルグループ権限
助成金
参考:→運動戦略施行の助成金
調べもの案内
ある事柄に関する日本語版ウィキペディアの記事がどこにあるかを、質問することができる場。いわば図書館の司書のデスクに相当するところ。 参考:Wikipedia:調べもの案内 財団側に同じような場があるのかは不明。
信頼と安全チーム
(: Trust and Safety、略してT&S)有事の際のリスクを軽減し、オンライン上およびオフライン上のコミュニティの包括的な安全性を確保するための部署で財団の法務部門に属する。トラスト & セーフティとも。旧称Community AdvocacyまたはCA。参考:meta:信頼と安全
スチュワード
(: Stewardウィキメディア・プロジェクトの全プロジェクトにおける利用者権限の変更権限およびデータベースのロック権限を持つ利用者。ビューロクラットがいるウィキペディア日本語版ではほとんど姿をみることがない。参考:meta:Stewards/ja

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た行 編集

大使館
(: Embassy) 各言語版で外国語を話す利用者の手伝いをするボランティア(大使、駐在員:Ambassador)の利用者のリストのページ。メタウィキにリストがある(meta:ウィキメディア大使館)。ほとんどの言語版では英語を話す利用者が担当するが、日本語を話す利用者がいる場合もある。参考:Wikipedia:大使館
地域委員会
(: Regional Committee) 地域単位の委員会で助成金申請の選考を支援する役割がある。参考:meta:地域委員会
チェックユーザー
(: CheckUser、略してCU)ある登録利用者がどのIPアドレスを通じて投稿したか、あるIPアドレスからはどんな編集がされているかがわかる機能。また、この機能を利用できる利用者グループ。これに関するデータはある程度の期間しか保持されず、それを過ぎれば確認は不可能である。また、チェックユーザー権限の保持者はみだりにこの情報を開示してはならないと定められている。参考:Wikipedia:チェックユーザーの方針
長期に渡る悪たれ
(: long-term abuse, long time abuse、略してLTA) ユニバーサルな行動規範の「受け入れられない行動」を長期に渡って行う行為。財団の根幹的「財産」であるシステム、「自由な知識」、そして人的資源(編集者や管理者などのボランティア、そして財団職員や提携団体職員)を脅かしたり酷使することに繋がる行為である。その行為を行う者は長期悪たれ者(long-term abuser、略は同じくLTA)と呼ばれる。ただしユニバーサルな行動規範の執行が進んだ後も同じ表現が使われるかは不明。参考: →#受け入れられない行動
調停委員会
(: Mediation Committee、略してMedCom) 調停委員会。
提携団体
(: affiliate) ウィキメディア財団理事会がウィキメディア運動推進のために提携形式を取っている団体。#国・地域別協会#テーマ別組織#利用者グループの3グループがある。ウィキメディア提携団体とも。参考:meta:ウィキメディア運動の提携団体/形式
提携団体選出理事席
(: Affiliate-selected Board seats) 理事選挙で#提携団体メンバーだけが投票できる選挙によって選出される条件が付いた財団理事枠。2021年に#コミュニティ選出理事席と一つのカテゴリーにまとめられて#コミュニティおよび提携団体選出理事席と呼ばれるようになった。
ディフ
(: Diff) ウイキメディア財団が設置した誰でも投稿出来るウィキメディア・コミュニティに焦点を当てたブログ・サイト。内容はウィキメディア運動についてのウィキメディア運動のためのものとしている。参考:meta:Diff (blog)実際のディフのページ アカウントがあれば、日本語で投稿可能。また、外国語の興味深い記事を翻訳することも可能。日本語版
テーマ別組織
(: thematic organisations) 特定分野のテーマに沿って設立された財団からは独立した非営利団体である。2022年01月時点では カタールニャ語話者による「アミカル・ ウィキメディア」と医学文献へのアクセスをより広める「ウィキプロジェクト医療」の2組織が運営されている。参考:meta:ウィキメディアテーマ別組織
特別保護
(: Superprotect、スーパープロテクト) 特定の財団の職員だけが編集可能な普通の保護より更に制限された保護措置。ドイツ語版管理者と財団職員の間でメディアビューアー機能の導入において編集合戦が起きた際に説明もなく突然取られた措置だが、利用者コミュニティと財団の間の溝が深まることとなり、後にコミュニティと財団の信頼関係に悪影響を及ぼすものとして廃止された。参考:m:特別保護
トラスト & セーフティ
#信頼と安全チーム
トランスウィキ
(: Transwiki) プロジェクト間で記事を移動すること。日本語版ではプロジェクト間移動という。まれに他言語版から記事がやってくることも。移動してくる記事は原則としてTranswiki擬似名前空間に投稿される。現在のところはカット&ペーストによる手動での移動である。参考:Wikipedia:プロジェクト間の移動
問い合わせ対応ボランティアチーム
(: Volunteer Response Team、略してVRT) ウィキメディアプロジェクトに一般から寄せられる問い合わせ、苦情、意見などに対応するボランティアのグループ。 以前はOTRSとして知られていた。参考:meta:Volunteer Response Team

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な行 編集

内部リンク
#ウィキリンク
ノートページ
単に「ノート」とも。各ページに1ページずつ付属しており、主にそのページについての議論を交わすことを目的とする。英語では、Talk または Talk page という。利用者ページのノートページは「会話ページ」とも呼ばれる。参考:Wikipedia:ガイドブック_交流・議論#ノートページHelp:ノートページ
日本語版ウィキペディア
(: Japanese Wikipedia) 日本語で編集を行っているウィキペディアを指すが、日本語で編集されているウィキペディアとその姉妹プロジェクトの総称という意味でも使われる。ウィキペディア日本語版とも。日本版ではなくあくまで日本語版。参加者も日本人や日本国内からとは限らない。財団#メタのページではwikijaやjawikiと略される事が多い一方、日本語版ウィキペディア編集者はjawpと略すことが多い。これは大文字でも小文字でもまたそのコンビネーションでの記述もみられる。

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は行 編集

ハブ
(: hub、若しくは複数形のhubs) (現在検討中)参考:meta:ハブ(ただし英語原文には改稿のあとが見て取られるが、日本語訳はまだその改稿に追いついておらず用心して利用の事。)
東アジア、東南アジアならびに太平洋地域
(: East, Southeast Asia and the Pacific、略語ESEAP) 地域の協働組織(Regional Cooperation)で会員資格は以下の言語版やウィキメディアの提携団体。インドネシア台湾オーストラリア韓国タイフィリピンマレーシア中国香港ベトナムミャンマーニュージーランドブルネイカンボジア日本ラオスマカオモンゴルパプアニューギニアシンガポール東チモールなど。
ビューロクラット
(: Bureaucrat) 他の利用者に対して管理者等権限の設定やボットステータスの付与・剥奪ができる権限。また、この機能を利用できる利用者。Bureaucrat からBCと呼ばれることもある。参考:Wikipedia:ビューロクラット
ファシリテーター
(: facilitator) 促進者や人の活動を円滑にする役割の者。財団にはファシリテーター (進行役) として雇用されている職員がおり、管轄地域の言語版プロジェクト群の編集者たちと財団の特定部門との連絡・調整を受け持つ係(liaison、リエゾン)として勤務している。
ファンクショナリィ
(: functionary、複数形 functionaries) ウィキペディア英語版では、上位権限者の中でも特別な権限である非公開個人データへ必要に応じでアクセス可能な利用者と定義されている。#チェックユーザーオーバーサイト係、日本語版にはないが#裁定委員会委員など複数の権限者グループが含まれるため、英語版ではファンクショナリーズ functionariesと通常は複数形が使われる。参考:Wikipedia:Functionaries(英語版での定義)。 英語版以外の言語版では必ずしもそのような定義ではない。なお2022年6月時点で、ユニバーサル行動規範で使用されているファンクショナリィーズは「役務者」と訳されているが、草案作成委員会委員の間でもそれぞれ違った定義で理解していたことがわかり、今後定義について話し合われる予定。
プロジェクト
  1. #ウィキプロジェクト
  2. #ウィキメディア・プロジェクト

日本語版ウィキペディアでは「プロジェクト」はウィキプロジェクトを指すが、それ以外のサイトでは多くの場合、自分自身のウィキメディア・プロジェクトを指す。例えば、ウィキデータでは、この用語はたいていウィキデータ自身を指している。

ボット
Bot。ロボット(機械)の略語。自動的にウィキペディアの編集を行うプログラム。日本語版では、言語間リンクの体裁を整えるボット、定型メッセージの形式を更新するボットなどが活動している。ほとんどのボットはアカウントの末尾が"-Bot"で終わるが、例外もある。参考:Wikipedia:Bot
翻訳小委員会
(: Translation Committee) コミュニケーション委員会傘下のウィキメディアのページ翻訳を受け持つ小委委員会。2022年7月時点で、活動中の委員はおらず休眠状態である。参考:meta:Communications committee/Subcommittees/Translation

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ま行 編集

メタ
(: Meta) →#メタウィキメディア
メタウィキメディア
(: Meta Wikimedia) ウィキペディアを含めた全ウィキメディア・プロジェクトのためのウィキ。単にメタウィキメタとも。財団やプロジェクト全体の運営に関する様々な部門の議論や文書作成の作業場であり、かつそれらの文書や資料を電子的に記録し保管する場所でもある。各言語ごとのプロジェクト間の共有文書もおかれている。実際の議論は英語が主だが多言語化されておりどんな言語でも使用可能。参考:Wikipedia:メタウィキメディアmeta:Main_Page/ja
メディアウィキ
#MediaWiki
メーリングリスト
あるアドレスに電子メールを送ると会員に一斉に送られる仕組みのこと。参考:meta:メーリングリスト/Overview

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や行 編集

ユーザー
(: User )利用者。財団のメタなどページを利用している人。ウィキペディアでは記事を編集することが主目的なので利用者と編集者を同意義で呼ぶことが多いが、財団側のページは編集が主目的でないためユーザーという表現が主に使われる。
ユニバーサル行動規範
(: Universal Code of Conduct、略語UCoC) この行動規範は2021年2月2日に財団理事会で批准された。 批准された規範の日本語訳は財団のページで確認できる。参考:ユニバーサル行動規範
ユニバーサル行動規範連係委員会
(: Universal Code of Conduct Coordinating Committee、略語U4C - Cが4つで4C) 行動規範が円滑に実施されるための周知や教育活動を担い、規範違反の際には調停や裁定を執り行う委員会。参考:meta:ユニバーサル行動規範連係委員会 (U4C)

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ら行 編集

理念
#財団理念
利用案内
ウィキペディアの使い方について不明な点があれば日本語で相談したり質問をしたり出来る場。財団への直接の質問や相談を投稿する場所ではない事に留意。参考:Wikipedia:利用案内
利用者グループ
(: user groups) #国別・地域別協会#テーマ別組織と違い設立には法人格を求めておらず、条件を満たした最低3名の利用者から始められるグループである。認定を受ければ財団が権利を有する商標の名称やロゴをグループ用にアレンジしたものを使用できるが、公式に行動規範や知的財産権に対する扱いなどを取り決めた契約書に同意する必要がある。2022年01月時点で136グループが認証されている。参考:meta:利用者グループ
ローカル
一つの#ウィキメディア・プロジェクトに関わるという意味。例えば#日本語版ウィキペディアだけ、英語版ウィクショナリーだけ、など。参照: #クロスウィキ#グローバル

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参考ページ 編集

関連項目 編集